心筋梗塞



日本においてもそれは例外ではなく、病気による死亡要因として最も多いのはガンで、それはもう何十年と続いています。ガンと比べると、心筋梗塞の認知度や関心度は決して高くないのが現状です。そのため、予防ができない病気と思われがちになっている分、関心があまり高くないのかもしれません。ですが、心筋梗塞は急性だけではありませんし、予防できないわけでもありません。 にも関わらず、心筋梗塞の症状に関する知識も、あまり一般的に広まっているとは言いにくいのが現状なのです。特に、心筋梗塞は急性に対する懸念が強く、突然死の代名詞のような認識が強いようです。死に到る病として世界的に最も恐れられている病気は、恐らくはガンではないでしょうか。心筋梗塞は、ガン、脳卒中と共に「三大疾病」と呼ばれ、最も死亡率が高い病気のひとつとして定着しています。 シグナルとなる症状が出れば、病院へ行って検査をしてもらい、未然に防ぐことも可能です。そして、そのガンに次ぐ死因となっている病気は「心筋梗塞」です。この三大疾病は、保険等でも別格の扱いを受けるほど日本の中にあって特別な病気、命を落とす可能性が高い病気という扱いを受けています。 しっかりと学び、予防に努めましょう。死亡率が高い病気であると同時に、初期の段階で適切に対応できれば、助かる可能性が高い病気でもあるのです。日本では病気による死亡件数第2位であり、全死因の約15%を占めている心筋梗塞。



いきなり心筋梗塞になる「急性心筋梗塞」という病気が存在することは事実ですし、この急性心筋梗塞が最も死亡率が高いのも確かですが、多くの人は、狭心症から心筋梗塞へと段階を踏んで症状が進行していきます。心筋梗塞について調べていると、必ずこの病気の名前も目にすることでしょう。その恐ろしい病気を解析していく上で、「狭心症」の存在は無視できません。これが何を意味するのかというと、心筋梗塞を予防するためには、狭心症の段階で症状を見極め、病院へ行き適切な治療を受ける必要があるということです。 「心筋梗塞」と「狭心症」は、同じ病気と考えて差し支えないのです。ただ、呼び方が違うというだけのものではありません。つまり、狭心症は心筋梗塞の一歩手前の症状、ということになります。狭心症は、心筋梗塞の予防を考える上では、必ず知識にいれておかなければならない病気です。 中には、心筋梗塞と狭心症をセットにしているサイトも少なくないのではないでしょうか。その症状や発端となる原因、症状が現れるシチュエーションなどをしっかりと頭に入れておき、万一の時にはすぐに対応できるようにしておきましょう。狭心症が進行し、さらに悪化した状態になると心筋梗塞になります。高い死亡率を記録している心筋梗塞。 似たような症状の病気をまとめるケースというのはよくあります。ですが、この二つの病気に関しては、そういう理由だけで一括りにされているわけではありません。そのため、狭心症の段階で食い止めれば、心筋梗塞になる前に治療が可能となるのです。



酸素や栄養を運搬している血管の中でも特に重要とされる部分であり、心臓とつながる血管ということで、その負担もかなり大きい箇所と言えます。つまり、動脈硬化が進行した場合に起こる病気のひとつなのです。そういう意味では、動脈硬化と心筋梗塞も、切っても切れない関係ということになります。また、この他にも「労作性狭心症」と「安静狭心症」、「冠動脈硬化性狭心症」と「冠攣縮性狭心症」等といった分類がなされます。 狭心症の定義に含まれている「冠動脈」というのは、心臓に血液を届けている非常に重要な動脈です。狭心症は、心筋梗塞の一歩手前の状態と考えて差し支えありません。そういう意味では、比較的傷みやすく、詰まりやすい血管と言えるのかもしれません。狭心症には、「安定狭心症」と「不安定狭心症」とがあります。 狭心症の定義は、簡単に説明すると「動脈硬化の進行により冠動脈の血液の流れが悪くなっている状態」です。ただ、心筋梗塞だけではなく、それ以外の病気に発展したり、併発したりする可能性もある、非常に怖い病気です。だからこそ、注意が必要な病気と言えます。 狭心症になった人全てが心筋梗塞への可能性を秘めた状態と言っても良いでしょう。心筋梗塞の手前の段階だから安心かというと、そういうわけではないので注意しておきましょう。これは主に症状で分類し、発作が起きてから治まるまでの症状や時間が毎回類似している場合は「安定狭心症」、発作の回数や症状の重さなどが一定ではなく、ランダムになっているケースが「不安定狭心症」となります。



狭心症の症状は、「発作が起こる」というのが特徴的です。ただ、心筋梗塞の呼び水であることは確かなので、症状が出た時点で病院へ行くことを強くお勧めします。耐えられないほどの痛みを感じる場合もあれば、あまり感じない、もしくは我慢できる範疇で治まる痛みもあります。つまり、突然死の要因事由というわけではないのです。早期に対処するためには、どのような症状が狭心症に該当するのかということを知っておく必要があります。 神経痛とは明らかに異なるので、症状としてはわかりやすい部類かもしれません。発作の持続時間も、数十秒から数十分までと人によってまちまちです。つまり、頭が痛い、熱があるなどの症状がジワジワ発生するというわけではなく、突然身体に異変が現れるという類の症状となります。ただ、30分以上の間、痛みが続くということはまずありません。 もしも長時間治まらない場合は、心筋梗塞に進行している可能性が高いようです。具体的な症状としては、胸の中央部からみぞおちにかけた範囲において、痛みが発生します。つまり、ズキンと刺すような痛みではなく、どちらかというと鈍痛に近い痛みとなります。痛みを感じた時点で、病院で診断を受けるようにしましょう。 痛みの度合いも個人差があり、必ずしも同じ程度とは限りません。狭心症は、急性心筋梗塞のように「発作が起きた時点で死亡する可能性がある」という病気ではありません。その痛みは人によって感じ方が異なりますが、「圧迫されるような痛み」「締め付けられるような痛み」「息が詰まるような痛み」といった表現がよく用いられています。つまり、痛みの度合いで症状の進行具合を図ることは、危険ということになります。



激痛や刺すような痛みではなく、比較的鈍痛に近い痛みであるという症状の特徴も、狭心症が放置されやすい原因かもしれません。とはいえ、胸が痛いから必ずしも狭心症とは限らないのも事実です。特に多いのは、突然走り出したり、身体にいきなり力を入れたりした時です。特に、胃の痛みと勘違いする人がかなり多く、放置されやすいという現状があります。 狭心症の発端となりやすい状況は、主に運動時です。たとえば、普段はあまり持たない重い荷物を持っている際、あるいはジョギング中、階段や坂道を登っている途中、などといった場合に発作が起こりやすいと言われています。つまり、狭心症が出やすいシチュエーションを知っておく、ということです。狭心症の発作は、再現性が高いと言われています。 狭心症の発作か、それ以外に原因がある痛みかを見分けるひとつの方法に、狭心症の発作の発端となりやすい状況を知っておくというものがあります。そうしたこともあり、狭心症の症状が出ても病院へ行かない人が多いようです。また、環境面でも一定の傾向があり、寒い日や午前中には、血管が収縮しているために発作が起こりやすいと言われています。そこで急に胸が痛み出したら、必ず狭心症を疑うようにしましょう。 胸痛が起こった場合、心筋梗塞の前兆でもある狭心症を疑う必要があります。こういった状況や環境で心筋梗塞の症状である胸の痛みが発生した場合は、なるべく早く病院へ行くよう心がけることが大切です。たとえば、ジョギングをしていて10km走った時点で一度発作が起こると、次に10km走った際にまた同じく発作が起こる、というケースが多く見受けられるということです。そうすれば、実際に胸に痛みが走った際に「この痛みは狭心症の可能性が高い」と判断しやすくなるでしょう。



既に冠動脈内部が狭まっている状態で、さらにそこで血栓が生まれたり、他の箇所の血栓が流れてきて詰まったりした場合は血栓ができてしまい、血液の流れがストップしてしまいます。細胞に血液が行き届かないと、酸素や栄養が身体の各所に行き渡りません。心筋梗塞の恐ろしい点は、血液の流れが鈍ったり弱くなったりするのではなく、完全に止まり、その先に血液が届かなくなってしまうということです。これを見逃せば、確実に命の危険に晒されるでしょう。人間が危険性を感じる症状は、「刺すような痛み」と形容される瞬間的な強い痛みです。 狭心症の症状は、まさにその典型ともいえます。それがどういう状態を引き起こすのかというと、簡潔に言えば「死」です。耐えられる程度の痛みであれば、どうしても放置されがちになってしまいます。狭心症の症状はある程度はっきりとはしていますが、それが狭心症のシグナルと気付かない人も多いと言われています。 人間の身体は、血液なしでは生きていけないようにできているのです。その一番の原因は、鈍痛であるという点でしょう。狭心症から心筋梗塞に進行すると、明らかに症状が変わります。そうなると、その部分は壊死してしまいます。 心筋梗塞の症状をしっかりと頭に入れておき、そのシグナルにいち早く気付くようにしましょう。それが内臓であれば、当然命に関わります。これが、心筋梗塞です。そんな狭心症を放置し続けていると、次第に病状が悪化していきます。



狭心症は鈍痛と表現できる痛みなのに対し、心筋梗塞の痛みは「胸をえぐられるような痛み」と形容されるほどの激痛が走ります。まず、胸の痛みの度合いが変わります。しかも、その痛みが30分以上、時には数時間、半日と続くこともあるようです。こうした傾向は、特に仕事を休みにくいサラリーマンの人たちに多く見受けられるようです。 周りに誰も助けてくれる人がいなければ、意識を失う前に自分で病院へ連絡しなければなりません。あまりの激痛で意識を失ってしまうと、よほど運がよくない限りは助かりません。そうならないよう、狭心症の疑いがある段階で病院を受診するようにしましょう。そしてもうひとつ厄介な点として、心筋梗塞になると意識が保てなくなる可能性があるということもあります。 狭心症から心筋梗塞に病状が進行した場合、その症状は劇的に変化します。また、狭心症の段階でその病気の存在を知らず、慢性的に胸痛が発生するのを「持病」と自己判断してしまっている場合も大変危険です。ひとつ厄介なのは、これらの症状も時間が過ぎれば消えるという点です。さらに、汗を大量にかく、呼吸困難、意識の混濁や消失、不整脈といった症状も出てきます。 心筋梗塞の症状をその延長と勝手に判断し、大丈夫だと決め付けてしまう人もいるのです。痛みの度合いは激しいのですが、永続的な痛みではないため、しばらく様子を見て痛みが治まれば、大丈夫だと自己診断してしまうケースが多々あるのです。心筋梗塞の症状が出ている段階で、それでも病院へ行かないとなれば、死亡率は大きく跳ね上がります。非常に強い痛みで、まず耐えられるものではありません。